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21.地域社会の一員として、地域の方々に真に喜ばれる学園を目指す。


私は大阪の北部で育ちました。20代の頃、両親が駅前に引越すということで、住み慣れた地域を離れ新しいコミュニティとのお付き合いがはじまりました。その地域は用途区域が住居で商業目的での建築物は禁止されており、古くからながく住んでいる人ばかりの地域でした。それを意識してか引越しをした後すぐ、母はご近所づきあいを積極的にしていて、町内会のいろいろな役員も快く引き受けたりすることでいつのまにやらすっかり地域の一員に溶け込んでいました。父が亡くなり、私も家を離れ、少しは寂しがるかと思いましたが、ご近所の方と出かけたり共同で畑を耕したり、焼肉パーティを開いたりとすっかり地域の世話をやく存在になっています。

ご近所の人が必要としていることを見つけて役立つ活動を率先して実行している母の後姿をみつつ、なかなか真似ができない面があり、私にできることから実行するというスタンスでいます。

今、私は大阪の東部に住んでいます。夫の実家で義理のお父さんと3人暮らしです。お父さんと夫にとっては長くお付き合いをしてきたコミュニティですが、私にとっては全く未知のコミュニティであり、まずはご近所の方々の名前を覚え会えば名前と一緒に挨拶をしたり、土日に催される地域イベントに参加したりできるだけお手伝いをしています。最近では「お父さん元気にしてる?」など声を掛けてもらえるようになり、家族の一員としてご近所の方に顔を覚えてもらえていたり、地域の方々に受け入れてもらえつつあることを実感しています。

職場である浪速区では、そこに集う方々とエールに在籍する学生との文化交流の場、異文化理解を深める場を創ることで、浪速区を訪れる方や外国人観光客がまた訪問したいと思える場創りの活動へと発展させたいと思っています。学生達が自分の強みを発揮することで、浪速区にあるすばらしい資源を他の地域へアピールすることに加え、浪速区は人情味溢れる地域社会であるという強みを活かし、活気溢れるまちづくりをこれからも推進したいと思っています。
キャリア教育事業本部 本部長 岡本佐知子