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14.「なりたい自分、つくす自分」を深め、自分が心から納得できる生き方に近づく努力をする。


自分自身にとって、なりたい自分とは、人が感動している姿を見て笑顔で居られることだと気付いて以来、職業や自分自身が担う仕事や業務に対するこだわりがなくなりました。
エールでの最初の仕事は、英語圏へ留学を予定している高校生への英語指導と精神面でのサポートを行なう留学コーディネーターとして接することでした。3年目に差し掛かった頃、エールの専門学校部門への配属の辞令を受けたのですが、その時私は、生意気にもこれまで携わった高校生への留学コーディネーターの仕事を引き続き担当することを条件に辞令を受けました。
留学コーディネーターと言う仕事にこだわったのは、自分の強みを活かし、相手と共に成長できる仕事であり、大変やりがいを感じていたからです。いざ、専門学校のチューターとして、携わってみると、これまでやっていた内容と対象者は違っても相手に対する気持ちや自分自身の充実感は全く同じであり、その時、「なりたい自分」とは実は仕事や職業のことではなくて、私にとって「人が感動している姿を見て笑顔になれること」なんだと気付きました。それ以来、仕事や業務に対するこだわりがなくなり、自分自身が携わる事柄で、相手が感動することを精一杯やることを自分自身のモットーにしています。その感動を生み出すことはそうたやすくなく、相手のニーズに適うことが何かを把握しなければ達成できません。その為、失敗も経験しながら毎日試行錯誤しているところです。反対に、私が相手から感動を受けることが日常には本当にあふれています。
山中校長も私にたくさんの感動を与えていただいたお一人です。8年前になりますが、父が他界した時、それはそれはたくさんの励ましの言葉をいただきました。その後も、毎年命日が近づくと気遣いの言葉を掛けてくれました。なぜそんなによく覚えているのかが、不思議だったので聞いてみると、山中校長は父と同じ年だったそうで、父の無念な気持ちを身近に感じていただいてたそうです。昨年、結婚の報告をした時もたいそう驚いたのと同時に我がことの様に喜んでくださりました。結婚式当日、山中校長からいただいた祝電メッセージには「お互いを思いやり、支えながら添い遂げたところに幸せが必ずやてってくる。相手を支えることは、自分が支えられることになる。そこに太い絆が生まれ、温かい家庭が育まれる。」と、山中校長がいつも大切にされていた言葉をいただきました。この言葉を私自身、が実行することで周りに伝えていけるようになりたいと思います。山中校長のご生前のお姿を偲び、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
キャリア教育事業本部 本部長 岡本佐知子