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13.深い自己に気づくことによって、活き活きと行動できる体力を維持する。


皆さんのコメントで印象に残った言葉を記すと、
(1)固定観念や経験などに囚われない
(2)新年は時として視野を狭くする
(3)人はいつかは死ぬ
(4)実はすごい大人のラジオ体操
(5)有酸素運動によって雑念が整理される
(1)、(2)、(3)についてコメントします。
私が若かった10代、20代の頃はは敗戦を引きづっていたこともあって、アメリカ文化がかっこよく、ファッション、音楽、映画などで、日本文化をせっかんしていたと思います。しかしベトナム戦争(1970年頃)から少しづつ雲行きがおかしくなり、アメリカ文化にも、陰りが見え出しました。ニュートンの万有引力の発見から約400年はまさに西洋文明が謳歌した時代でしたが、その歴史も転換点を迎えだしたようです。我々団塊の世代は、哲学的議論を好みました。しかしそれはイデオロギーの内容が中心でもありました。その象徴が浅間山荘事件でもありました。しかしそれでも活き方の議論は盛んでした。常に深い自己について考えさせられる機会は多かった様に思います。私は深い自己について考えさせられる出会いがありました。それは小林三剛先生でした。東洋医学講座全18巻を書き上げられ、著書も50冊以上にもなる東洋思想の大家といっても過言ではない方でした。私がある時先生に人間の一生についてたずねました。宿命、運命、立命といわれていますが、どれが正しいかと・・・・・先生はどれも正しいといわれました。そのときは意味が良く分からなかったのですが、後から考えてみると、それは自分の考え方次第ですよといっておられるのだなと思いました。私は積極的な生き方がしたいので、立命という考え方で人生を送りたいと思いました。その頃から苦しくてつらいことは、天が私を成長させるために与えた機会だと自分に言い聞かせるなりました。そう考えるようになると、その課題を解決した時、次はもっと大きな課題が与えられるだろうなと思っていると実際次々と大きな課題が事実与えられだしました。その実態を客観的に見ていると、人には成長というテーマを天は常に与え続けるのだなと感じるようになりました。ある意味自分のの成長のために道を切り開いていくものだなと思えるようになってきました。ただそのときその成長を他者のために活用しなければ、天は応援してくれないことも感じ出しています。天の応援は基本は出会いだと感じています。思わぬ人が突然訪ねてきます。しかしすべての会いが応援者だけではないこともあります。自分を試されるため、あえて役立たない人も送り込んでこられます。しかしそれも自分の成長に役立てなさいということだと思います。少し話を主題に戻しますと、深い自己とは心の問題ですが、私の若い頃は心が体に影響があるとはないというのが定説でした。しかし心理学の発達や医学の発達で、心の働きが体に大きな影響を与えるのは、自明のこととなってきました。まさにに東洋思想の心身一如が証明される時代となったわけです。深い自己を探り自分の使命を感じて、積極的な活き方につなげることが体にもよい影響を与えることと思います。
理事長 長谷川惠一